りんずラボ~発音指導と翻訳修行と~


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メルマガはじめました

「どうして発音講師に?」
「30歳で就職するまではなにを?」
と尋ねられると、話が長くなるんです。

でも、わたしの中国語レッスンを受けようかな?と思う方は、井田がどんな人物なのか気になりますよね。

だから、わたしが考える発音矯正のキモと、日本人なのにどういうわけで発音講師を志したのか、っていうことを7通のメールにまとめました。 続きを読む


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中国語の音とリズムを楽しむ オンライン音読お茶会 を開きます

追記2:
2月18日、満員御礼になりました。
追記:

2月13日、音読参加者2名の枠が埋まりました。
これからお申し込みくださる方は「オブザーブ参加者枠」での参加になります。


音声学が好きで、発音学習の指導に力を入れていて、音読好き、っていう共通点を持った中国語講師の熊澤みどりさんとわたしが、二人そろって音読イベントを開くことになりました。 続きを読む


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構音障害の内気女子が中国語キャスターになるまで(4)

日本語の自己流発音矯正が20代である程度成功した、私のストーリーの続きです。
今回は37歳からの第二次発音矯正の話です。中国語キャスターになったのは35歳のことなので少し寄り道になりますが、子供時代からの長い旅が、ひとまずの決着をみます。

まだクセがある。もっと極めたい……

自主的な発音矯正がかなり成功した私ですが、まだ、ふとしたときにクセが出ていました。
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構音障害の内気女子が中国語キャスターになるまで(3)

中国語のおかげで発音の仕組みを知る

大学に入ると中国語を習いました。第二外国語とはいえ週4コマも授業があり、しかも始めの5週間くらいかけて発音をみっちり教えてくれました。
中国に行けば中国人のふりができるという名物先生に教えていただき、クラス授業でありながら全員がかなりいい発音に育つという、ありがたい授業でした。

ところが“j, q, x”の“xi”について「これは日本語の『し』と同じです」と先生がおっしゃいました。私はピクンと反応しましたよ。 続きを読む


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構音障害の内気女子が中国語キャスターになるまで(2)

どうして誰も発音の直し方を教えてくれないんだろう

イ段がとても言いにくいのは、子音を出す場所が「奥歯と舌」だったからです。

やってみます? 「イキシチニ」の音を、舌先ではなく、奥歯とその近くの舌で出すんです。やりにくいでしょう? 時間がかかるし、泡がはじけるような音が出ます。 続きを読む


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構音障害の内気女子が中国語キャスターになるまで(1)

どうして私だけヘンな発音なんだろう

子供時代の私は、読書好きでインドア志向の女の子でした。学校で揶揄されるといえば「まじめ」「天才」とからかわれ、やりたくないのに班長や学級委員に選ばれるタイプ。内気で人見知りだったと自分では思っていますが、親から見れば家では明るくて想像ずきで赤毛のアンみたいな内弁慶だったようです。

私には大きなストレスがありました。それは自分の日本語の発音。
私が苦手な単語は…… 続きを読む


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“j” の発音は “ji” ではないの?【小桜の知恵袋】

発音指導中に受けた質問から。

ju を発音する際に、唇がいったん i のように横長になってからすぼまってくるので、単母音が二重母音になっていました。そこで
「 u の発音では最初から唇をすぼめてくださいね」
「子音は調音の部位を決めるだけ。母音の口の構えで発音しましょう」
とお伝えしました。

そこで出たのが、「 j の発音は ji ではないのですか?」という質問。どうやら直接話法で習った入門期に受けた説明が不十分だったようです。 続きを読む


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コミットする発音レッスン

この夏、講師として教える仕事を、出版社に就職したときに中断して以来12年ぶりに再開しました。

自分の中で変わっていたものがあります。

以前、教えていた場所は、町なかの語学教室、都内の中国語スクール、そして企業内研修。それぞれに指定のテキストがあり、それに沿ってレッスンを進めていきました。
スクールと企業研修の派遣元はそれぞれカリキュラムを定めていて、受講生さんはあらかじめカリキュラムを選択してレッスンに参加しています。
12年前の私が考えていたことは、「講師としてよい中国語レッスンを提供しよう」ということでした。

でも12年後の私は、受講生さんが学びたいと思ったその動機を意識するようになりました。

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桑田佳祐の母音と外国語会話

毎朝テレビから桑田佳祐さんの曲「若い広場」が流れてきます。今期の朝ドラの主題歌なのです。

終盤の歌詞が、耳で聞いていたときは

「希望に燃える声の 歌」だと思っていたら、

「希望に燃える 恋の歌」でした。

 ◆

最近私は中国語の発音のことばかり考えているので、歌を聴いていても自然とその発音に注意を傾けています。

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通訳者に求められる発音のハードル

ここ数年、通訳スクールのレッスンで、講師から受講生への発音に関する要求レベルが上がっているそうです。

プロでありながら通訳スクールでスキルアップを怠らないYさんから、お話を聞かせていただきました。
Yさんは6年半の現地滞在経験をもち、中国語通訳案内士の資格ももち、プロとして活躍していらっしゃいます。

以前なら、ヒアリングの理解が正確で、デリバリーに関しては分かりやすく丁寧な構文で訳出することに重点が置かれていたと思うのです。

ところがYさんがここ数年で受講したレッスンでは、日本人受講生だけでなく、中国人受講生に対しても、中国語の発音に関する指摘が厳しくなっているとのこと。
練習の番が来て前に出ても、気になる発音をすると、「うーん、発音を勉強しておこうね」と言われて順番が終わってしまう。

現在は、中国語ネイティブで日本語レベルも高い通訳者が大勢活躍していることもあり、選ばれる通訳者になるためには、聞き手にとって聞きやすい中国語のデリバリーが重要視されるようになっているのだそうです。
発音に難のある通訳者と、規範的な発音をする通訳者がいれば、発音に難のある通訳者のほうはお呼びがかからなくなってしまう、と。

おそらく、「ヒアリングの理解が正確、わかりやすく丁寧な構文で訳出」というのは、もう「当たり前のこと」になってしまったんですね。
皆の品質が同じ水準にあるなら、「発音がきれい」な通訳者が選ばれる。

中国語学習の裾野が広がり、中上級者が増えてきたことで、学習の目標とするゴールラインが、以前に比べてずーっと高くなっているんですね。

ことし私が始めようとしている、
「中上級者のための日本人講師による中国語発音矯正レッスン」
は、必要とする人が多いはずですよ、とYさんが絶賛してくださいました。
勇気が出た!