1. 音読お茶会開催レポート

【開催レポート】6月9日音読お茶会

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音読サークル〈玲瓏りんろん〉イベントの音読お茶会を開催しました。

第3回中国語の音とリズムを楽しむオンライン音読お茶会
2018年6月9日10:00-11:00

今回ご参加くださったのは、しゃけさん、Nanaさん、しゃんじーさん、それからみどりさんとワタクシ井田の主催者ふたり。

お住まいの地域は、関東、中国、フィリピンというひろがり。いつものことながら、オンラインって素晴らしい。

簡単な自己紹介ののち、音読する順番をじゃんけんで決めました。勝った人順です!

【音読コーナー】
1番手はわたくし井田になりました。
『桃太郎』から「桃から生まれた」と題して、桃が割れて桃太郎が出てくる場面です。
息子への読み聞かせで日本語版は何十回となく読んでいます。中国語版でもなんとなく民話風の語り口になります。
おじいさんのセリフ “好渴啊,” に味があるとほめていただきました。

2番手は初参加のしゃんじーさん。
『桃太郎』から「お腰につけた①」と題して、イヌに出会ってきびだんごを分ける場面です。
読みにくい音の続いている部分もさらっとこなされ、シャキッとしたとても心地よい音読でした!
中国の大学院生の成績のよい女の子がこんな風に読む、と感想を述べたら、参加者の皆さんも異口同音に賛成していました。

3番手はみどりさん。カナダ籍作家天宮雁さんの《星大陆》から冒頭部分。
知的障害をもつ妹がうきうきしている様子を姉があたたかく見守る語り。
いつもながらオーディオブックの音源のようなみどりさんの音読で、場面がすっと頭に入ってくる感じがします。
ていねいに、でも生き生きと読む、って難しいのにすごいです。参考にします。

4番手はしゃけさん。台湾作家龍応台の《目送》から一部。
この作品を読むときは、中国で暮らすしゃけさんを訪ねて日本からご両親が来られた時の感情が重なるそうです。
ご夫君が中国人としてもとびきり朗読のお好きな方だそうで、緩急のつけかたなどにプロ並みの指導が入ったとか。
「中国語の勉強のなかで音読が一番の苦手」とおっしゃりながら、さすがの完成度でした!

ラストは「やる気を育てる通訳学校」というオンラインサロンを主宰されているNanaさん。詩人・散文家朱自清の〈论老实话〉から一部。
書面語が多く、抽象的な内容の文章でしたが、歯切れのよい音読で一気に聞かせてくださいました。
しっかり意味を理解して音読されていることが分かります、と、参加者の皆さんからも賞賛の声が。
この文章は『合格奪取! 中国語検定準1級・1級トレーニングブック』の長文読解問題で見つけたとのこと。試験勉強にも名文との出会いはあるのですね。

【トークタイム】

しゃんじーさんから「皆さんがどんな風に中国語と向き合っているか聞いてみたい」というお声があったので、せっかくなので皆さんが中国語とかかわっている背景や取り組み方をうかがってみました。

翻訳好きという者(わたしです)あり、語学好きという人あり、自分が自分らしくいられるコミュニケーションの場という人あり、生活そのものという人あり、仕事をやめて飛び込むほど夢中になれる世界という人あり。
当たり前だけれど人それぞれの歩みがあって取り組み方があって、その道が今日の音読お茶会で交差した、いい出会いとなりました。今後も連絡を取りましょうねーと、名残惜しくも和やかに散会となりました。

【感想】

絵本あり、エッセイあり、小説あり、同時代作家あり、現代作家あり、とバラエティに富む作品に触れることができ、
読んだことのない作家、作品をたくさん読みたい!という気持ちが膨らみました。

こんな気持ちになる人がこれからも出会える場所として、お茶会イベント、続けていきます!

次は、7月9日(月)に平日お茶会を開きますよ~

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