日本人発音講師による中国語発音矯正専門教室

 

 

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  1. りんず中国語ラボのはなし

【開催レポート】2021年9月27日音読お茶会

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音読サークル〈玲瓏りんろん〉のイベント「音読お茶会」を開催しました。

第35回中国語の音とリズムを楽しむオンライン音読お茶会
[日時]2020年9月27日10:00-11:30
[参加者]レイコさん、KMさん、阿部さん、むらいさん、みひゃんさん、みどりさん、井田
[お住まいの地域]さいたま市、東京都、神奈川県湘南すみっこ地方、滋賀県長浜市、京都府木津川市、盛岡市、奈良県

今日は推薦原稿2番として、珍しい素材を採用しました。
卓球の石川佳純選手が中国語で受け答えしているインタビュー映像です。

わたしは発音講師をしていることもあって、いつも
「規範的な発音で教科書CDのような音声を目指す」
ことばかりやっています。

でも、「外国語が上手になりたい!」っていう人には
「ストレスなく会話がしたい!しかもきれいな発音で!」
と思っている方も多いですよね。

それで今回は、日本語母語話者なのにとても上手に中国語が話せる方、として石川佳純選手の中国語を題材にしたわけです。
テーマとしては教科書読みと自然な発話はなにがどう違うのか?」となりますね。
このテーマをちょっとお知らせした時から反響が大きく、今日の参加者さんもほとんどがそのインタビュー原稿の音読を希望されてました。

【音読コーナー】

1) 井田 りんろん推薦原稿(1)『幼児版《 十万个为什么》動物篇』から「いちばん大きい鳥は?」

石川選手に押されて、1番の《十万个为什么》を選んだ方がいらっしゃらなかったので、まずはわたしが「いちばん大きな鳥は?」を音読。最近わたしは《十万个为什么》では幼児向けテレビ科学番組のナレーションというスタイルを目指しているのですが、なかなか。。。1週間前に発音の先生にチェックしていただいて安心しちゃってそのあと練習をサボっていたので、受講生のみなさんの風上にも置けませんね。

2) レイコさん 「你会怎么选择」

10月にスピーチコンテストに出場予定のレイコさん。練習中の指定原稿で音読を披露してくださいました。仕上げまではまだまだ、とのことですが、かなり整った音読で、努力がうかがわれます。本番より前に、大勢の人の前で読む、といういいリハーサルができましたね。本番まで、さらに実力を高めてくださることでしょう!

3番手〜6番手:りんろん推薦原稿(2)「石川佳純選手のインタビュー」パート1

わたしから、この素材を選んだ理由と、石川選手の話し方の特徴や、とても自然に聞こえるのは何が上手だからか、というわたしの考えをお話ししました。

普段は原稿を音読するのが主眼ですが、今回はフリートークが素材なので、「文意」の原稿を元にしてもいいし、「書き起こし」を元にして石川選手になり切ってもいいですよ、という制限なしの音読コーナーにしました。
さっそくインタビュアーと石川選手の役を決めてロールプレイに挑戦!

3) 阿部さん、KMさん
4) みひゃんさん、みどりさん

みなさんそれぞれ、「考えながら話す感じ」「可愛らしさを模倣する感じ」「インタビュアーの北方らしさを出す」「台湾風の石川選手」など楽しんで取り組んでくれました!

5) KMさん、阿部さん
6) みどりさん、みひゃんさん

インタビュアーと石川選手の役を交代してもう一回。

7番手〜10番手:りんろん推薦原稿(2)「石川佳純選手のインタビュー」パート2

そして、後半の原稿では、石川選手の小さい頃の思い出や最近の生活のことが語られます。
先ほどとはペアを変えて、また順番に担当してもらいました。

7) KMさん、みひゃんさん
8) 阿部さん、みどりさん

みなさんどんどんノリが良くなってきて、考えながらの言いよどみとか、笑い声なんかがどんどん自然になってきます!

9) みひゃんさん、KMさん
10) みどりさん、阿部さん

そしてインタビュアーと石川選手の担当を入れ替えてもう一度。
石川選手役の方がほんとうに石川選手に見えてきました!

【トークタイム】

インタビューの背景

参加者のおひとり、みひゃんさんは大の卓球ファンで、zoomの背景を卓球の試合の写真にして参加してくださいました。
みひゃんさん情報によると、今回の素材にした動画は2020年11月に中国で開催されたW杯の際のもので、石川選手がパートナーである妹さんと一緒にいるところでこのインタビューを受けられたのだとか。
有益情報ありがとうございます!

日本人で上手な人の音源をもっと聞きたい!

KMさんのお話が印象的でした。中国語は教えられるくらいとっても上手なKMさんなのですが、こんなことを語ってくださいました——
生活経験もある。
いっしょうけんめい勉強もした。
いまも生活で中国語を使っている。
だけれど、どう頑張ってもネイティブの中国語とまったく同じにはなれない。
となると、非ネイティブでありながら中国語をマスターしてコミュニケーションに活かしている人の中国語を参考にしてみたい。
石川選手が上手なのは知っていたが、今回、書き起こしを見ながらじっくりと聞いてみてとても参考になった。
これからもこんな素材があると嬉しい。
……とのこと。
わたしも同感です。もちろんネイティブのアナウンサーのようなきれいな中国語には憧れます。仲良しの友達のようなフランクなカジュアルな中国語も使いこなしてみたい。でもそこに、ネイティブさんだけではなく、非ネイティブで上達した人の中国語もお手本として取り入れてみるのも、いいことだと思います。

日本語字幕への違和感

みどりさんから、この動画につけられている日本語字幕の口調が、石川選手のキャラクターに合っていない、というご指摘がありました。わたしは中国語ばかりいっしょうけんめいに聞いていたので、日本語字幕の記憶がなかったのですが、むらいさんからも「たしかにこの字幕は合っていない」っていうご感想が。
石川選手はとてもにこやかに回答しているし、正面には親しい妹さんがいるのでアットホームな雰囲気が伝わってくるのですが、インタビュアーの質問に対する回答は、礼儀正しくしっかりと答えている。石川選手はきっとインタビュアーに対してタメ口(ためぐち)で答えることはないキャラクターなのに、あの字幕では人柄が曲がって伝わってしまう!とのこと。
わたしも音読お茶会が終わった後にもう一度動画を見て、今度は日本語の方に着目したところ、たしかに違和感が。

スポーツ選手やタレントさんのインタビューにつけられる字幕って、わたしがまだ翻訳業界にいた頃から、よく話題になるトピックの一つでした。フランクな人柄を表そうとしてなのか、やわらかい話題なのにですます調だと番組の雰囲気に合わないからなのか、かなり砕けた口調の字幕がつけられることがあります。
たとえ外国語には日本語ほど明確な立場語の使い分けがないとしても、この方が日本語ネイティブ話者だったら、こういう話し方はしないはず、という話し方です。

石川選手の日本語のインタビューもあるのだから石川選手の雰囲気や言葉遣いはわかるはずのに、その石川選手のトークでさえ、翻訳字幕だとあんな感じになる。翻訳業界の七不思議です。

何はともあれ、「こういう機会があってよかった」「他の方の前で中国語を使うのが新鮮」「また参加したい」「1000回音読を目指している原稿があるので、次の機会にはそれを音読します」など、嬉しいご感想、嬉しい決意を聞かせていただいて、とっても幸せでした!

【次回のお茶会は……】

次は、10月30日(土)にお茶会を開きます。
石川選手のインタビューには、まだ後半があるので、それを取り上げる予定です〜。

 

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