りんずラボ~発音指導と翻訳修行と~

構音障害の内気女子が中国語キャスターになるまで(1)

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どうして私だけヘンな発音なんだろう

子供時代の私は、読書好きでインドア志向の女の子でした。学校で揶揄されるといえば「まじめ」「天才」とからかわれ、やりたくないのに班長や学級委員に選ばれるタイプ。内気で人見知りだったと自分では思っていますが、親から見れば家では明るくて想像ずきで赤毛のアンみたいな内弁慶だったようです。

私には大きなストレスがありました。それは自分の日本語の発音。
私が苦手な単語は……
「おにぎり」「ヒジキ」「切り干し大根」
「右利き」「きちんと」「生き字引」
「掃除機」「ぎりぎり」「日記」「キリン」
「いきなり」「踏み切り」「地引き網」
「不思議」「ちりとり」「木々」「チキン」
「近道」「イギリス」「切り替わる」
「地理」「虹」「地磁気」「1時」「2時」
「3×7=21(さんしちにじゅういち)」
「7×4=28(しちしにじゅうはち)」……
お気づきと思いますが、「イの段」が苦手。九九の7の段は全部きらい。「アリとキリギリス」なんて、題名がうまく言えないからだいっきらい。

この単語リスト、声に出して読んでみたら、どうですか?イの段の音が続いたりして、読みにくいですよね。
でも私にとっては「ちょっと読みにくい」どころではありませんでした。発音するのに、口を大きく動かさないといけないし、だから一つの音を出すのに時間がかかるし、出てくる音がなんか周りのみんなと違う。

家の人も学校の友達も、先生もよその人も、私みたいに苦労しないで、さらっとした音ですんなり話してる。
なんで?どうして私だけヘンな発音なの?
ずーっと、ずーっと、そう思ってました。

(つづく)

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