今回は、個別の音節の発音矯正というより、話し方のクセのお話。
観光バスのガイドさんが、「鼻にかかった声」でお話ししてくれたのを覚えている、という方も多いのではないでしょうか。
あの話し方は、トレーニングによって故意に生み出されたものなのだと聞いたことがあります。
聞いた話では、電車の車掌さんもそうなのだとか?
逆に、アナウンサーやナレーターさんは、なるべく「鼻にかかった声」にならないよう訓練するとも聞きます。
テレビ・ラジオに出る人であっても、アナウンスやナレーションの本職でなければ、タレントさんにはそういう話し方をする方もいますね。
話し方の個性なので、どちらが正しいというわけではないと思うんです。
でも、もし、自分の話し方が鼻にかかった感じで、それを修正したい!と思っているなら、まずこの方法でチェックしてみましょう。
こちらの単語帳を、鼻をつまんで発音してみるんです。
鼻音を使わないと発音できないのは、n, m, -n, -ngだけ。
風邪をひいたときにはっきり発音できなくなる発音ですね。
これ以外の音節なら、鼻音を使わなくても発音できます。
もちろん多少の音色の変化はありますが、聞き取りに支障をきたすほどではないですね。
せっかくなので私もやってみました。
もし、鼻をつまんでいるときれいに発音できない音節があったら、その子音か、母音か、声調かの発音にクセがあるということ。
鼻をつまんでいてもこの単語帳が読めるように練習すると、鼻にかかった話し方から脱するコツがつかめますよ。