知識をインプットして学んだことをアウトプットする、という行為は確実に役に立ちます。絶大なる効果があります。
私が中国語講師になりたてだったころ、自分の持っているたくさんの学習書を熱心に読み込んでいました。
なるほどなるほど、と読んでいるのですが、話の進め方がそれぞれの本によって違っているので、同じことについて違う説明があったり、説明の力点が違っていたりします。
それで、ある時期じっとしていられなくなって、猛然とノートに書き出し始めました。
すると自分がすでに知り得たことの核と、自分の知りたいことの核がはっきりして、しかも図で簡潔に表せたりして、とても分かりやすい。
もちろん私は研究者ではないから、そのまとめ方には不十分な点もあるのでしょう。でも、そうやって一度アウトプットしたものは、確実に自分の身になり、忘れません。
他の人なり受講生さんなりに伝えるときも、核が分かっていればぶれません。
アウトプットってすばらしい!と思いました。
仕事に関係したことだけでなく、講演を聞いたとき、なにかを受講したとき、新聞や本を読んで「これは」と思ったとき、やっぱりアウトプットすると、印象がシャキッとします。その得た知識の。
コツがあると思う。
「自分はまだよく分かっていない」と思っていたとしても、アウトプットする。
そして、先生のことばや本に書いてあることばをそのまま書き写すのではなく、自分のアタマの中をいったん通過させて自分のことばにしたものを書き留める。
リプロダクションですね。