日本人発音講師による中国語発音矯正専門教室

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りんず中国語ラボのレッスンは「中上級者のための日本人講師による中国語発音矯正レッスン」です。安定した発音が定着し、身につけた発音が退行しないトレーニング方法をお伝えします。中国語の発音を矯正したい方、キレイな発音に憧れている方はりんず中国語ラボへ。

  1. 中国語の発音のはなし

〔動画付き〕結構あなどれない発音 “ i ” と “ ü ”の共通点とは?〔中国語〕

中国語の発音と発音矯正

「むずかしい母音」とはあまり思われていなくて、意外に多くの人が自己流で発音している母音に、
“ i ” “ ü ”があります。

この記事ではこの二つの母音を発音するときに大事なポイントを解説しますよ。

自己流の発音いろいろ

発音のクセにもいろいろあって、日本語ネイティブだと、こんなタイプが多いようです。

  • “ ü ”を「(日本語の)ゆ」で発音してしまう
  • “ ü ”を「(日本語の)う」で発音してしまう
  • “ ü ”を「ゆい」と二重母音のように発音してしまう
  • “ i ”を「(日本語の)い」で発音してしまう
  • “ i ”を「(日本語の)い」で唇を左右に大きく引いて発音してしまう

唇を左右に大きく引いた喪黒福造の口(参照元 https://youtu.be/YNJ61WU_G3Y)

などなど。
「自分の発音はなんか違う」と思いつつ、何をどうしたらよいのか、と放置してしまうケースが多いのではないでしょうか。

“ i ” " ü ” の共通点

“ i ”“ ü ” の二つの発音には、大きな共通点があります。

それは舌の位置。
日本語の「い」を発音するときよりも、舌の前半分がかなり盛り上がります。

発音レッスンでは、その人その人のクセに合わせたアドバイスをしますが、日本語の「や、ゆ、よ」を発音するときに最初にセットする位置ですよ、というアドバイスを受けて、スッと把握できる方もいます。

“ i ” は唇を横に引かなくてもいい

“ i ” は「唇を左右に強く引いて『イーッ』と発音する」という指示が書いてあるテキストもあります。
この指示の目的は、舌と上あごを接近させるということにあるので、あながち間違いでもないですし、その指示と耳コピーで中国語の “ i ” が発音できる人もいます。

でも……?

「唇を左右に引く」ことは必須ではありません。唇を左右に引くという動作を意識するあまり、“ i ” の発音で時間的ロスが生まれてしまう人もいます。
また、舌のいちばん高くなる位置が後ろ寄りになってしまい、結局は日本語の「い」と同じ発音のままになってしまうリスクもあります。

“ ü ” は唇を突き出さなくてもいい

“ ü ”“ u ” の口の構えで『イ』と発音する」という指示が書いてあるテキストもあります。
この指示の目的は、発音の最初にすぼめた唇の形を保持するということにあるので、あながち間違いでもないですし、その指示と耳コピーで中国語の “ ü ” が発音できる人もいます。

でも……?

“ u ” の口の構えをする、すなわち「唇を突き出す」ことは必須ではありません。まじめに唇を突き出せば突き出すほど舌が奥に引っ込んでしまい、「う」の発音から抜け出せなくなってしまう人もいます。
むしろ「イ」の発音ではなく “ i ” の発音をすることが必須なのですが、そのことは教師用の専門書でしか見かけたことがありません。

“ i ” “ ü ” のキモは、とにかく舌の位置!

ということで、「唇を左右に強くひかない “ i ” 」と、「唇を突き出さない “ ü ”」を続けて発音する動画を撮ってみました。

要するに、舌の位置はずっと同じで、唇の形を変えるだけで二つの音を発音し分けられる、という実践例です

【原稿】
yu-yi(×3回),ju-ji(×3回),qu-qi(×3回),xu-xi(×3回)
メトロノーム音も入っています。繰り返し用の空白時間を設けているので、井田の発音に続いてリピートしてみましょう。

中国語の発音をよくしたいときは…、
日本語に引きずられないようにすること。特に母音。
これ大事です。ガラッと印象が変わりますよ

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