当サイトでは中国語学習情報の他に「中国語教員免許のとりかた:現役教員・ペーパー教員・ゼロから取得、それぞれの場合」という記事もよくご覧いただいています。
今日はそのページをご覧になった方からよくいただく関連質問にお答えします。
Q. いま学生です。将来、大学で中国語を教えたいと思っていますが、そういう職はどうやったら探せるのでしょうか?
日本の大学に在学中、日本の大学院に在学中、海外の大学に留学中、といった方が質問を寄せてくださいます。
A. もっとも近道なのは日本の大学院に進むことですが、他分野からの参入も無理ではありません。
公募情報はあります。
私が大学院生だったときに周囲の人が実際によく使用していたのはこちらの公募情報サイトです。
今はこちらのサイトにも公募情報が集まっているようですね。
実際には、公募情報を公開する前の段階で、学内で募集枠が埋まり、その中から人選するということもあります。
そういう意味では、最も強いコネは日本の大学院の中国語関連の専攻で学ぶということになります。
しかし私の知り合いで、日本史専攻でありながら中国語の専任講師という方もいらっしゃいますので、狭き門ではありますが道はあります。
こうした公募では、応募資格として、中国語教育経験や中国語関連分野での論文などの実績が求められることがほとんどですが、募集学部が理工系だったり、知名度の高くない大学だったりすると、そこまで条件が厳しくないこともあります。
ただし、求職者も多いので、数多く挑戦されるのがよいでしょう。
現在のご専門や中国語に関することなどで学会発表やその論文掲載などを積み重ねておかれるとよいと思います。
また、学習・研修の機会として、学会に所属するということも自己研鑽のためにとても勉強になります。
いずれも大学所属・民間所属を問わず中国語教育のレベルアップを理念として活動している学会で、講演会や研修のお知らせを受け取ることができます。学会誌のバックナンバーを図書館で取り寄せるなどして閲覧できると思いますので、ご自身の興味関心・ご専門とのマッチングを確認することもできると思います。
すべてのみなさんが所期の目標を達成されることをお祈りしております。