発音診断をお受けになったKZさんからご感想をいただきました。
本日は発音診断をしていただき、本当にありがとうございました。
今回のレッスンを通じて、改めて基礎の大切さに気づくことができ
先生の魔法のような言葉の数々。そのとおりに発音するとあら不思
今までうまくできなかったことが、スルッとできるようになるあの
そして先生の的確かつわかりやすい指導にプロのすごさを直に感じ
本当に本当に楽しく、終わってほしくない!と願った時間でした。
ありがとうございます。
お仕事で日常的に中国語を使っていらっしゃるKZさん、かなりハイレベルな中国語の使い手です。
発音診断をすれば、ちいさなクセも見つけることができるので、いくつかアドバイスはいたしました。
また、普段からお悩みだった特定の音節の発音についても、二人で発音の実験を繰り返し、うまくできなかった原因を探し当てるなど、わたしにとっても楽しい時間でした。
しかし全体的に見ればKZさんの課題は、“これができれば全体的にさらにレベルが底上げされるのは確かだけれども、今でも総合的なスキルの高さによってフォローされているので、現在の発音でも十分だ” というようなポイントでした。
それ以外のわたしからのコメントも、まさに重箱の隅をつつくようなもの。
正直言ってKZさんは、非ネイティブの発音としては惚れ惚れするようなスキルの持ち主だったんです。
ところが、KZさんはフィードバックの最中からとても嬉しそうになさっていて、セッションを終えてお別れする時にもかなり満足されているご様子でした。
そしてその日のうちに送ってくださったのが冒頭のご感想です。
わたしにも、KZさんのお気持ちが分かる気がします。
上級者になると、なまじ話が通じてしまいますので、発音のことを指摘してくれる人がいなくなります。
ましてやKZさんはお仕事で指導的立場についていらっしゃるとのこと。
一人の学び手としては「師がいない」状態なのだと拝察します。
大人になると、母語の日本語で何か間違ったことを言っても、指摘してくれる人がいなくなりますよね。
KZさんは中国語でその状態を味わっているのだと思います。
おそらく中国語の運用力においてはわたしより優れていらっしゃる方でも、このようにちいさな指摘を喜んでいただけること、そしてそれがご本人にとってはかなり大きな喜びであることを、わたしも再確認することができました。
発音矯正という限られた分野にのみ特化しているわたしの特性ですが、こうしてお役に立てるのなら、これからも張り切っちゃうぞ、と思えた出会いでした。
イベントやセミナーなども開催していきますので、KZさん、またお会いしましょう!