ご質問いただきました。
四声が安定しなくて、特に「三声プラス二声」が単語だと発音できるのですが、文章になると「ニ声プラスニ声」になってしまう事が結構あって、何かコツはありますでしょうか?
「第3声+第2声」つまり 水平 shuǐpíng とか 起床 qǐchuáng といった単語についてのご相談です。
単語だけで発音するときは正しく読めるけれども、文中にその単語が出てきたときに音読すると shuípíng とか qíchuáng と発音してしまう、というお悩みです。
ここで質問者さんにはふたつのよいことが起こっています。
ひとつは、単語だけなら発音できる、ということ。
もうひとつは、誤ってしまった時に自分で気づくことができる、ということです。
自分で誤りに気づけるということは、もう後戻りはしない、解決に向かっている段階にあるということなので、どうぞご安心を。
半3声の基本的な特徴は「低く平らな音」ということなんですが、
ご自分が発音して「低く平らなトーンが出る」という結果が出るためには、頭に浮かんでいるイメージは人によってさまざまなようです。
・プールでけのびをして水面下に潜っているイメージ
・スコップで地面を掘っているイメージ
・地面に杭を打ち込んでいるイメージ
・しゃがみ込んでいるイメージ
・自動車が谷底を走っているイメージ
・野球で走者がスライティングをしているイメージ
などなど、これまでのレッスンで「あ、できた!」となったイメージには、さまざまなものがありました。
末尾が上がってしまったり、第2声のように最初から上がってしまったりするときは、
「平ら」というイメージよりも、「掘り下げる」「押さえつける」というイメージに書き換えるといいかもしれません。
また、これも効くかもしれません。
それは、二音節目が始まる直前まで一音節目の声を伸ばすこと。
一音節ずつで声を切るのではなく、二音節のあいだずっと声を出しておくこと、です。
たとえば「第3声+第2声」だったら、半3声をぎりぎり最後まで手綱を握って「低く真っ直ぐな音」を出しておき、第2声の時間枠になったら瞬時に第2声の上昇トーンに切り替える。
2文字の単語は2文字まとめて音のカタマリにして、その間に声を切らない、ということです。
りんず:いかがでしょうか??
質問者さん:アドバイスありがとうございます! 三声プラスニ声のとき、三声のあとに音を切ってしまってるので注意してみます!