漢字ばかりの文章に外国の地名や外国人の名前が出てくると、これはダレだろう、と調べなければなりませんね。
今日わたしが出くわしたのは、『多桑蒙古史』という書名。
「多桑」という字をぱっと見ると、台湾に日本語が入った「父さん」かしら、と思ってしまいましたが、まるきり話題が違うので却下。
モンゴル民族に関する用語で「多桑」は見たことがないので、おそらく学者の人名だろうとアタリをつけます。
1.中国語検索エンジン
まず中国語の検索エンジンで『多桑蒙古史』を検索します。すると、いくつも解説があるので、適当に「百度百科」を読みます。
あら残念、「著名な国際学者多桑」と書いてあって、原綴が書いてありません。まあ、人名だということが分かったのでOK。
幸い、生没年とスウェーデンという国名が書いてあったので、メモ。
2.日本語検索エンジン
「1.」の段階で原綴が分かれば、原綴で英文資料を探しますが、分からなかったので日本語で検索。
ここで上手なキーワードを入れれば、求める結果にどんどん近づいていけます。
「スウェーデン 学者 モンゴル 1780-1855」で検索。
あら、どんぴしゃの情報がある。
「ブリタニカ国際大百科事典」に項目の立っている人でした。
ドーソンさん。
これまで知らなくて失礼しました。
さて、これでまたひとつ物知りになりました。
今日のは簡単な例でした。また難物に出会ったら、調査結果を報告します!