web会議システムzoomには、色々な便利な機能があります。
しかも日進月歩でどんどん改良されていくので、今後も多くの人がzoomを使っていくことになると思います。
ただ、音声面の機能で、語学のレッスンでこの機能はオフにした方がいい、という設定がありますので、ご紹介します。
[2021.5.27追記]
最近のアップデートで、この記事に掲載した設定メニューの名前や画面の見た目がどんどん変わっています。
基本的にはこの記事の考え方どおりなのですが、現在の設定メニューと設定値をまとめるとこちらになります。
[ オーディオ ]-[ マイク音量を自動調整します ]←「OFF」にする(チェックマークを付けない)
[ オーディオ ]-[ 背景雑音を抑制 ]←「低(かすかな背景音)」をえらぶ
[ オーディオ ]-[ 音楽とプロフェッショナルオーディオ ]-[ ミーティングないオプションを表示して”オリジナルサウンド”を有効にします ]←「ON」にする(チェックマークをつける)
(その次に出てくる設定)
-[ 高忠実度音楽モード ]←「ON」にする(チェックマークをつける)
-[ エコー除去 ]←「OFF」にする(チェックマークを付けない)
zoomにはオーディオの自動調整の機能がある
例えば講演会場の様子を実況しているzoomミーティングで、会場で大きな拍手が起こった時などに、その拍手の音が自動的に小さく実況される、というようなことがあります。
これは、「マイク音量を自動調整します」という機能が働いているからです。
突然に大きな音が鳴った時に、聞いている人がびっくりしないように、という配慮から生まれた便利機能です。
これが、語学レッスンの時に悪さをすることがあります。
単語の始まり、文の始まりなどで、特に気流の摩擦音の大きい発音などが自動的にカットされてしまうのです。
使用しているマイクの感度などにもよるため、すべての方がそうなるというわけではありませんが、録音・録画テストなどをしてみて何か変だなと思ったら、以下の設定をしてください。
オーディオの設定を変更する
設定画面を開く
まずは設定画面を開きます。
zoomランチャーの画面にある自分のアカウントのアイコン(写真や人型のイラスト)をクリックします。
次に、プルダウン(ぴろぴろっと下に広がる)で表示されるメニューから「設定」を選択しクリックします。
次の画面が表示されたら、メニューから「オーディオ」を選択しクリックします。
「マイク音量を自動調整します」の設定
「オーディオ」メニューをクリックすると表示される設定画面で、「Microphone」の欄の「マイク音量を自動調整します」のチェックを外します。
チェックマークが付いていなければ、自動調節は行われません。
自分が発音した音が、きちんと先方に届くようになります。
そのすぐ上にある「入力音量」は最大にしておいてください。
大きな声で話しているのに先方には小さな声で届く、ということが防げます。
自動的な抑制の設定
さて、もう一つ、便利だけれどいたしかゆしという機能がありますので、そこも設定しましょう。
オーディオの設定画面の下の方にある「詳細」というボタンをクリックしてください。
すると、これまで見えていなかった「オーディオ処理」というメニューが現れます。
ここで
「連続的な背景雑音の抑制」
という機能をオフにしましょう。
「自動」などと表示されているプルダウンメニュー(下向き矢印をクリックすると、ぴらぴらっと下に広がるメニュー)で、「無効化」を選択してください。
もう一つ、
「断続的な背景雑音の抑制」
も同じように無効化してください。
例えば、エアコンの音や風の音、隣家の工事の音などの雑音がある場合に、それを目立たなくしてくれる機能なのですが、語学レッスンで発音の細部をきちんと伝えて聞いて欲しい場合には、無効になっていた方が安心です。
以上です。
レコーディング機能を使って録音・録画の音質を点検してみれば、なお安心です。