日本人発音講師による中国語発音矯正専門教室

 

 

中国語の発音を矯正したい方、キレイな発音に憧れている方はりんず中国語ラボへ。安定した発音が定着し、身につけた発音が退行しないトレーニング方法をお伝えします。りんず中国語ラボのレッスンは「中上級者のための日本人講師による中国語発音矯正レッスン」です。

  1. 言語と翻訳のたのしみ

【公式】りんず杯翻訳コンペ結果発表

りんず杯中日翻訳コンペは、伏 怡琳 さんの書き下ろしエッセイ3篇を原文とし、大賞作品を音読教材の訳文として掲載する翻訳コンペティションです。
多数の方にご参加いただき、おかげさまでハイレベルなコンペティションとなりました。

【 開催概要 】

https://resast.jp/inquiry/YjlhM2E4YjdkZ

応募期間:2021年12月17日〜2022年1月17日
エントリー数:72名
応募者数:46名
応募作品数:「部門1」24作品、「部門2」24作品、「部門3」25作品
審査員:伏怡琳、井田綾

【 審査方法 】

1)翻訳者名がわからないよう翻訳原稿を匿名化
2)原文解釈と審査方針について審査員間での認識を共有
3)受賞候補作を各部門3作品に絞るまで井田が3段階に分けて選考
4)各部門3作品について意見交換し、大賞・佳作を決定

受賞作品

【 部門1:テーマ「食」】

現代の美食家の生態をあたたかい目で書きとめた、ユーモラスな作品です。

大賞

井関しのぶさん「食通の人生わるくない」

佳作

安長弓さん「食を愛する人たち」

【 部門2:テーマ「風」】

吹き渡る風の諸相を美しいリズムで描写した、詩的な作品です。

大賞

山岸裕一さん「風」

佳作

宮原洋子さん「風」

【 部門3:テーマ「美」】

日常のひとこまから、美なるものとの邂逅、人の感受性に思いを馳せる、滋味ゆたかな作品です。

大賞

岡本悠馬さん「黄色く色づいたイチョウ」

佳作

高原尚子さん「銀杏が色づいて」

大賞(各部門1名):

・訳文を教材に掲載
・翻訳者としてお名前記載
・新教材(書籍版)を1部進呈

佳作(各部門1名):

・新教材(書籍版)を1部進呈

翻訳原文および受賞作品

翻訳原文と受賞作品をこちらのページに掲載しています。

2022年3月31日:掲載期間を終了しました。

 

伏怡琳さんからのメッセージ

 

井田さんに「小さなエッセーを書いてみませんか」と声をかけていただいたことが、すべての始まりでした。それがこのようなステキな翻訳コンペに発展するとは、その時は想像もしませんでした。長年にわたり文芸翻訳に携わってきて、訳した書物は二百万字近くにもなろうかというわたしですが、自分の書いた文章が他人の手によって翻訳されるというステキな経験を、おかげさまで初めて味わうことができました。とてもよい経験でした。

井田さんのご厚意で、すでに選び抜かれた秀作をそれぞれ三篇だけ拝見し、その中から大賞と佳作について意見を出すこととなりました。そのため、すべての応募作には目を通しておりませんが、その九篇だけでもずいぶん悩まされました。皆さんの訳文からは自分の書いたものが読み取れただけでなく、自分の書いていなかった、ときには自分でも思いつかなかった深い読みまで教わったのです。それもそのはず。わたしも長年の翻訳で経験していますが、文章というものは、それが書かれたとたん、作者の意志に関係なく、いろいろな読みが自由に立ちのぼってくるものなのです。本当に面白いことでした。

悩みに悩んだ結果、自分なりに定めた審査の基準は、やはり正確さを重んじることとして、そのうえで雰囲気を比べることにしました。これは自分が翻訳をするときの基本姿勢でもあります。ただし、翻訳の正確さというのは必ずしも一語一語の相応関係にあるとは限りません。むしろ経験上、一語一語で訳されたものは傑作になりにくいことも骨身に沁みています。

最後に、このコンペを主催していただいた井田さんや、参加してくださったすべての方々に心から感謝いたします。わたしなんかが描いた拙文に人生の貴重なお時間を分けていただき、光栄でもあり恐縮にも思います。本当にありがとうございました!

井田綾からのメッセージ

伏さんからこれ以上ないというエッセイをご提供いただき、当初は自分が翻訳をしようと思っていました。ところが、完成した本にわたしではない翻訳者のお名前が載っているイメージがふとひらめき、伏さんのご賛同も得てコンペの開催にいたりました。
翻訳についてはわたし自身が修行中の身ではありますが、応募作品の良さを見落とさないように、さらにこれまで教えを受けた先生方の名を汚さぬようにと、審査には慎重に取り組みました。

選考は3回に分け、まずは原文理解を中心に、構文の把握が適切か、解釈がゆきすぎていないか、つぎに訳語選択を中心に、辞書的な対訳を超え適切な日本語が用いられているか、さいごに日本語表現を中心に、コロケーションや語順の不自然さがないか、といった観点で臨みました。
どちらも中国語原文の意を汲んでいるのに、日本語文を見るとまったく異なるメッセージに見えるというようなケースもあり、翻訳の奥深さを感じています。

今回、翻訳は難しいということを実感した、翻訳の奥深さを感じた、また翻訳をすることが楽しかった、というご感想もいただき、主催者として嬉しく存じます。実務翻訳ではない文芸作品の翻訳を始めて経験した、というお声もたくさんいただきました。
この企画がきっかけとなって、中国語作品を読む楽しさ、中国語を翻訳する楽しさに触れていただけたとしたら幸甚です。

最後になりますが、今回の翻訳コンペには多くの皆様にご参加いただき、感謝しております。
近く伏さんと共同で、オンライン講評会を開催する予定です。翻訳に興味を持たれた皆さんと知的興奮を分かち合える場になればと思います。


主催者:りんずプロダクション(中国語発音指導士会、りんず中国語ラボ)

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