発音矯正レッスンで、受講生さんの発音がどんどん規範的になっていきます。
講師としては、ほんっとに嬉しい。講師冥利。
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うちの4歳児は英語スクールにお世話になっていて”apple”は「ぇあーぽー」だし、”purple”は「ぽぁーぽー」。
その孫を見て相好を崩すわが母。「すごいわねー。わたしは発音が悪いからダメよ」。
こういう光景、よくありますよね。
でも。
発音が悪い、っていうのは、その人が悪いんじゃないんです。
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どうすれば正しい発音が出るのかを知らない。
(↑ 教わったことがない)
もっと言うと、どういうのが正しい発音なのかを知らない。
(↑ 聞き分け方を教わってない)
どうかすると、正しい発音を聞いたことがない。
(↑ ってことは今の時代にさすがにないだろうけど)
そう、「知らないだけ」っていうことがほとんどなのです。
知らないから、間違った調音や間違った口形で発音する。
それで、規範的でない音が出てくる。
要するに、発音が「悪い」のではなく、「間違っている」んです。
正しい方法を使えば、間違っていない発音が出てきます。
それがいわゆる「いい発音」なんです!
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今月のレッスンでは、中国語の「r」の発音が劇的に変わった方がいます。
それまでは、「r」が発音できていないことに気づいていなかった。
発音の仕方が「l」とどう違うのか混乱していた。
でもレッスンで正しい調音方法を知ったら、その場でみるみる改善しはじめる。
翌週のレッスンではもう、すっかりマスターしてました。
これまで知らなかった、ということに気づく。
正しい方法を知る。
それから始めるトレーニングは、一切のムダがありません。
何度でも言いましょう。
発音が悪かったんじゃない、間違ってたんだ!