日本人発音講師による中国語発音矯正専門教室

 

 

りんず中国語ラボのレッスンは「中上級者のための日本人講師による中国語発音矯正レッスン」です。安定した発音が定着し、身につけた発音が退行しないトレーニング方法をお伝えします。中国語の発音を矯正したい方、キレイな発音に憧れている方はりんず中国語ラボへ。

  1. 中国語の発音のはなし

「ウムラウトu は口笛を吹く時の唇の形で」って本当?

中国語の発音と発音矯正

末尾に追記あり(2022年11月1日)

受講生:先生! ü の発音って、口笛を吹く時の唇の形で発音すればいいんですか?

りんず:おお、ウムラウトつきの u ですね。

受講生:わたしの知り合いではウムラウトuができる人は口笛が吹けて、ウムラウトuができない人は口笛が吹けないんです。

りんず:うーん。ここで衝撃の実例を紹介しましょうか。

受講生:えっなんでしょう?

りんず:ご存じのようにわたしは ü の発音はできますが、、、口笛は吹けないんですよ^^

受講生:あ、あーそうですかー。。。

りんず:だから、ü の発音は口笛を吹くときの唇の形でいいのかどうかは分かりません!


というわけでここは、良心的な先生が集っているtwitterで尋ねてみることにしました。

するとさっそく、口笛をふける講師の皆さんから貴重な報告が!


りんず:ということで、わたしが信頼してる先生がたが協力してくださったリサーチの結果によると、口笛を吹く唇の形ではウムラウトつきの u を発音することができない。逆に、ウムラウトつきの u の唇の形では口笛を吹けない。ということが分かりました。


Eico先生がおっしゃっているように、口笛を吹くための唇の形にも、人による差というか個性やバリエーションがある可能性があるので、「絶対に」 ü と違う、と結論づけていいかどうかはまだ検証の余地がありますが。

受講生:そうなんですね! では口笛が吹けなくてもウムラウト u の発音をマスターすることはできるということですね。

りんず:もちろんです。わたしがその実例です。

受講生:わかりました! 悩んでた友人に伝えておきます!


【 追記 】

この記事を公開したところ、引き続き続々と証言が集まりました。
「 ü 」と認識される音が出る口・唇の構えには「クリアな音が出る構え」から「こもった音が出る構え」までやや広い範囲があると考えれば、口笛の鳴る口・唇の構えはその範囲に含まれる、というご意見がこちら。

下唇がなくても「 ü 」の発音はできることにはこれまで気づきませんでした。確かにそうですね。

また、口笛で音程を奏でるとき、その音の高さによって「 ü 」の構えに近づいたり離れたりするという証言も。

なるほど、なるほど。
「 ü 」の構えにも ü らしい範囲がある。
口笛を吹く構えにも音程や個人差によって音がなる範囲がある。
両者の範囲は完全に一致することはないが、重なることもある。

本日の段階ではこのようなリサーチ結果になっています!

そしてびっくりしたことに、口笛って、息を吐くときに鳴らすだけではなく、息を吸う時にも鳴らせるんですね! それもいくつも証言があって初めて知りました。

口笛にも奥深い世界があるのだなあと驚いているところです。


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