日本人発音講師による中国語発音矯正専門教室

 

 

りんず中国語ラボのレッスンは「中上級者のための日本人講師による中国語発音矯正レッスン」です。安定した発音が定着し、身につけた発音が退行しないトレーニング方法をお伝えします。中国語の発音を矯正したい方、キレイな発音に憧れている方はりんず中国語ラボへ。

  1. 書籍『りんず式中国語発音矯正』

読書会ひらきました『りんず式中国語発音矯正』

『りんず式中国語発音矯正』の刊行から3週間。
読者の皆さんと語り合う読書会をオンラインで開催しました。

2022年8月28日(日)20:00-21:30 zoom開催

この本のおすすめポイント

わたしからのおすすめポイントは、

1)母音と子音の口腔断面図にこだわったこと
2)発音矯正のステップが書いてあること
3)音節から単語、文へのステップアップ方法が書いてること

だということをお話しした後、参加者さんに4つのグループに分かれて
「この本のここがおすすめ!」「これが気になってこの本を買いました」
ということを語っていただきました。

購入した理由は

・自分の発音のクセ・他の人の発音のクセが気になって手に取った
・英語をやっていて、中国語のことも知りたくなって手に取った
・音声学の考え方に言及している本があまりないので珍しいと思った
・井田のイベントやセミナー、レッスンを受けたことがあって

などのお声がありました。

おすすめポイントは

・説明が細かい・丁寧なのが嬉しい
・声調の説明がいい
・よくあるクセが書いてあるので「自分だけじゃなかった」と思えた
・本としてまとまっているのがありがたい
・中上級者向けのプロソディの解説があるのがいい
・自分の声をよく聞くことをしていなかったことに気づいた

などのお声がありました。

みなさんのお声をうかがって、
「ああ、それも書いた、うん、それも書いた」
とうなずきまくりました。

どれも、わたしが伝えたかったことをちゃんと受け取ってくださっていて、嬉しい限りです。

ミニ発音レッスン

初心者さんお二人、中上級者さん四人の立候補を受けて、

・単母音の発音
・子音+単母音の発音
・二音節の声調組み合わせパターン
・単母音で構成される二音節語

のミニレッスンを行いました。

わたしは発音レッスンが大好きなので、ついつい熱が入ってしまいます。
はっと気がついたら時間をオーバーしそうだったので、あわててどんどん進めました。
6名のかた、ほんのちょっとの時間でしたが、その間にも発音に変化が見られました!

とはいえ、いつでもその発音が再現できるようになったときに「発音が定着した」と言えるのです。
再現するための手がかりとして『りんず式中国発音矯正』を使っていただければと思います。
そして、繰り返し練習からの定着を目指しましょう!

これからの学習にどう活かす?

この本を読んだことを、これからの中国語学習にどう活かすか、みなさんが決意を実行に移していただけるよう、また4グループに分けて宣言タイムを設けました。

・高さを揃えること、長さを揃えることを大事にしたい
・母音の構えを作ってから子音の発音をすることトライしたい
・意味のまとまりのわかる発音にしたい
・エッセイの朗読がとてもきれいなので真似をしたい
・これまでは耳で聞いて模倣するだけだったが、そこに理屈からの学習を取り入れたい
・カジュアルな発音のほかにアナウンサーのようにハキハキ発音することもたまに挑戦してみたい
・初心者指導の際に、さまざまな提示方法があるのだと分かったので参考にしたい
・自分のリズムで話したいのだが、それでも中国語らしく聞こえるコツが分かったので実践したい
・音読練習を録音することにします
・これから学んでいくことをこの本に書き込んで情報を集約します

などなど、みなさんが真剣にアツく考えてくださったことが伝わってきました。
この本が、そしてこの読書会が今後の学習の起爆剤になりそうで嬉しい限りです。

そうそう、ひとつ大事なこと。
今後、発音学習に限らず、ライティングやリスニングなど様々な学習をされると思います。
その時、頭の中で黙読するときも、ぜひ母語干渉のある発音ではなく、発音練習の時のような規範的な音のイメージで黙読してくださいね。

通じればOK。それでも発音が気になる人へ

わたしからどうしてもお伝えしたいことがありました。

言語というのは意思疎通のツールですから、内容が通じさえすればいいのです。
母語干渉のある発音だろうがクセのある発音だろうが、伝わればいいのです。

とはいえ、わたしがそうだったように、中国語の発音が美しいと感じ、そんな発音を目指したいと思う人は一定数いらっしゃいます。
きれいな発音を目指したいと思ったっていいと思います。
発音矯正は大人になってからでも大丈夫。
それがわたしのポリシーです。
理屈を知り、再現し、繰り返して、定着させる。
あきらめずに、目指すところに向かっていきましょう!

そんなことをお話ししたと思います。
読書会本番の直前にうっかりミスをしたり、発音レッスンが長くなって時間が押してしまったりと、気持ちがバタバタしましたので、ちょっと浮き足立っていたのですが、お話ししたいことはお話しできたような気がします。
読書会にご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

そして、
執筆中に励ましてくださったみなさん
さっそく購入してくださったみなさん
ご感想をお伝えくださったみなさん
amazonのレビューを書いてくださったみなさん
たいへん、感謝しております。
これからもこのブログやメルマガ「りんずレター」、イベント、セミナーなどでつながっていけることを楽しみにしております。


関連記事

講師ボイスサンプル

発音学習必読記事

  1. あなたが目指す中国語はどれ?動画リストで音読の流儀を聞き分けてみよう
  2. 中国語がかなり上手な人が、より一層「うまいね」と言われる発音のコツ
  3. なぜ発音が大事なのか〈これから中国語を始めるあなたに伝えたいこと その…
  4. 発音練習と子供の手習いに共通するトレーニング戦略とは

人気の中国語学習記事

  1. 中国語の“xi”と同じなのは「サ行」ではなく「シャ行」の「シ」
  2. 発音している口の中が分かる本! 『りんず式中国語発音矯正』とは
  3. 〔動画付き〕結構あなどれない発音 “ i ” と “ ü ”の共通点と…
  4. リスニングで泥沼にはまった!を助ける、文法かんたん知識