外国語の先生が受講生さんにしてあげられることはなんでしょうか。
レッスンで知識を教えてあげること……?
それもそうなんですが、それだけではないと思うのです。
わたしが受講生さんに届けたいのは、
「自分の力で中国語を学習していくためのスキル」
なんです。
「なにがポイントなのか」
「どうすれば変化が起こるのか」
「レッスンが終わってから自分ひとりで再現するにはどうすればよいのか」
を伝える。そうこころがけています。
文法とか、検定試験対策だったら、決まった量の内容を講義して、それで卒業、ということもあるかもしれません。
こと「発音」のレッスンとなると、定量的なレクチャーのスタイルはあまりふさわしくありません。「語学」というよりもむしろ、スポーツや音楽のトレーニングの方が、イメージが近いような気がしています。
外国語の学習者が知っておくべきことは
「適切なトレーニング選択」
「効果的な練習」
です。それがなければ、発音は身につきませんし、せっかく身につけた発音も退行してしまうおそれが。
ほら、スポーツや楽器の練習みたいでしょ。
ですからわたしたち講師は、受講生さんが発音の苦労を克服しラクに中国語を使えるその日まで、一緒に走って応援するんです。