日本人発音講師による中国語発音矯正専門教室

 

 

りんず中国語ラボのレッスンは「中上級者のための日本人講師による中国語発音矯正レッスン」です。安定した発音が定着し、身につけた発音が退行しないトレーニング方法をお伝えします。中国語の発音を矯正したい方、キレイな発音に憧れている方はりんず中国語ラボへ。

  1. りんずの講師ってこんな人

発音を学ぶとは何を学ぶのか〈これから中国語を始めるあなたに伝えたいこと その2〉

中国語学習

これから新しい語学を勉強しようという若者たちに、伝えたかったこと。
その第2回「発音を学ぶとは何を学ぶのか」
について書いてみようと思います。

これから中国語を始めるあなたに伝えたいことシリーズ

その1 なぜ発音が大事なのか
その2 発音を学ぶとは何を学ぶのか ← now here
その3 これからどうやって中国語を学ぶのか
その4 安定した発音を身につけるまでにやるべきこと

発音を学ぶとは何を学ぶのか

「えっ、発音を学ぶんだから、先生の口真似をして『まぁー』ってやればいいんでしょ」って?
きっとそう思うだろうと思って、この記事を書いているんですよ。

ものごとをゴールまで効率的に完成させるには、スモールステップが大事なんです。
課題の細分化ですよ。
発音が安定するには、まあ普通の人で半年くらいかかります。
その間、何をどうやって学んでいったらいいのか、心構えをしておきましょう!

ピンインのつづりを覚える

「聞いた発音を再現する」ためには回り道のように感じるかもしれません。
でもまずは「書いてあるつづりを中国語として読み上げる」ことから始める必要があります。

ピンインのつづりは発音記号ではないので、見た目と音が一致していない厄介なところがあります。

たとえば「shu」と「xu」の「u」の音は母音としてまったく違う部品です。
tuan」と「yuan」の「uan」も違う部品ですし。
yan」と「an」の「an」なんか同じ部品なのに違う音になるというふるまいをします。
que xi」に出てくる子音は QX ですが、これを「 ちゅえ しい 」と発音すること、想像できましたか?
こういうつづりの読み方を覚え、変則性にまどわされずに反応できる、そのことを「ピンインが読める」「ピンインのつづりを覚えた」とわたしは定義しています。

中国語を始めたばかりの入門期は、そういうわけでピンインのつづりを覚えることが仕事です。
ピンインのつづりが感覚として身につき、目にしたら瞬時に発音できるようになるまでトレーニングを続けます。
この段階はもう、スポーツと同じです。繰り返しトレーニングで脳と筋肉を直結させます。

その感覚が養われれば、中国語の音を聞いた時に、それが自分の体にできた中国語の体系の中に位置づけられた音として聞こえてくるのです。
そうなったらやっと、「聞いた発音を再現する」ことができるようになるのです。

声調の表現をマスターする

中国語にあって日本語にない特徴。
そしておそらく多くの人が中学までに学んできた言語、英語にもない特徴。
それが、1音節のなかで音が上がり下がりする「トーン」=「声調」の存在です。

音の上がり下がりのパターン、すなわちトーン(=声調)が違えば意味が違うと判断される。
それが中国語の大きな特徴の一つです。

bèi zi 」と「 bēi zi 」では頼んでも違うものが出てくるんです。
( 参照 ↓ )

そしてこの声調の存在によって、中国語は1音節が長いのです。
日本語の音節は短いですよ。ma なら「ま」って一瞬で終わっちゃいますよね。
中国語の音節は長いですよ。ma は必ず「まぁー」って伸ばしますから。この伸ばしている間に、上がったり、下がったり、高く平らだったり低く平らだったりという高低の特徴を表現することで、その ma が「」なのか「」なのか「」なのか「」なのかが判断される。

この感覚は、早期に身につけましょう。
そして、わたしたち日本語話者は、日本語の高低アクセントという特徴のおかげで、ほんの少しの音の上がり下がりに敏感です。
ですから、中国語の声調を表現する時も、ほんの少しの音の上げ下げで済まそうとする傾向があります。

でも、そういう「ほんの少しの上げ下げ」は、中国語のネイティブ話者には「平板な」「あいまいな」「歯切れの悪い」という印象を与えがちなのです。
日本語話者が日本語環境の中で感じる適切な上げ下げの倍以上の幅で上がり下がりする、それが中国語です。

ピンインをローマ字読みせず音とリンクさせる

さあ、ピンインのつづりを覚えた。
声調の表現も覚えた。
これであなたは、通じる発音で話すこともできるようになりましたし、聞いた発音を辞書で引くこともできるようになりました。
旅行や留学でサバイバルのための中国語を話すことなら、もう大丈夫でしょう。

でもきっと、ここまでくると欲が出てくるんですよ。
話は通じているけれど、自分の発音はすぐ日本人だとばれるらしい——。
しょっちゅう聞き返されるんだけど、自分は発音が悪いのかな——。
学校の先輩は日本人なのに発音がすごくきれいだ。あんなふうに発音したい——。

通じる発音」から、「聞き取りやすい発音」へ、そして「美しい発音」へとグレードアップしたくなったんですね。
いいことですね。
そこで障壁になるのは、「どこか違うけれどなにが違うのか分からない」ということです。

大体そういうときは、母音の読み方に母語干渉があるのです。
ピンインに「u」と書いてあったら「」と読んでしまう。
i」と書いてあったら「」と読んでしまう。

zhen」も「jian」もどっちも「じぇん」と読んでしまう。

そんな時には、上手な先輩や、発音指導の経験のある講師に相談してみるといいですね。

ピンインのつづりは、音節まるごとの音の「よみがな」「ふりがな」が書いてあるのだと思ってください。
書いてあるつづりをローマ字読みすることから脱却し、お手本の音をよく聞いて忠実に模倣してみましょう。
あなたの中の日本語の体系で発音するのではなく、お手本音声の先生の中国語の体系をコピーして真似ること。
これで、中国語らしい発音への大きな一歩を踏み出すことができます。

まとめ

「発音を学ぶ」と一言でいっても、その内容にはいくつかの段階があります。

第1ステップ:
まずはピンインのつづりのルールを覚え、ピンインをみたら中国語のルールで読み上げることができること。

第2ステップ:
つぎに、日本語にはない声調という特徴をしっかりと表現できるようになること。

第3ステップ:
そして、ピンインの見た目のローマ字表記にまどわされず、音節のつづり全体とお手本音声とをダイレクトに結び付け、音とピンインをリンクさせること。

これから中国語を始めるあなたは、漠然と「発音もちゃんとやろー」と思うだけではもったいない。
まずピンイン。そして声調。さいごに音の模倣。
そういう心づもりで学習していけば、遠回りすることなくマスターすることができますよ。

(つづく)
→  その3 これからどうやって中国語を学ぶのか coming soon ♪

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