中国でのお茶の名前。
「緑茶」は“绿茶 lǜchá”。
緑茶にジャスミンの花で香り付けをした「ジャスミン茶」は“花茶 huāchá”。
では、わたしが毎日飲んでいるハーブティーはなんて言うんだろう?
「ハーブ」は“香草 xiāngcǎo”。
でも“香草”は「バニラ」も指す。
「バニラ・エッセンス」が“香草精 xiāngcǎojīng”。
もし“*香草茶”と言ったら、バニラ・フレーバーの紅茶かな??なんて誤解してしまいそう。
そこでお茶に一家言あるウさんに尋ねてみました。すると、
「ハーブティー」=“花草茶 huācǎochá”
なあるほど。そう言えばハーブティーの材料って、お花と草ですよねー。
中国語でのお茶の分類として“花草茶”と言った場合、
キクの花の部分「だけ」をお湯で蒸して飲む
“菊花茶 júhuāchá”
とか、
バラの花やつぼみをお茶に混ぜずにそのまま蒸して飲む
“玫瑰花茶 méiguīhuā chá”
なんかも
“花草茶”
のカテゴリーに入るそうです。
なあるほどね。
お茶の葉以外の植物を蒸して飲む飲料が “花草茶”。
私が日本語でハーブティーと聞いた場合、最初に「草」のイメージがぴんとくるのですが、確かに私が毎日飲んでいるカモミールティーにもお花が入ってます。
そうかあ、私は毎晩、お花と草のお茶をいただいていたのだなあ。
ちなみに。
「カモミール・ティー」=“洋甘菊茶 yánggānjú chá”
「(植物としての)ハーブ類」=“芳香植物 fāngxiāng zhíwù”
「アロマテラピー」=“芳香疗法 fāngxiāng liáofǎ”
あと、百度百科の“花香茶”ページがこちら。ハーブティーの名称と効能の中国語がたっぷり堪能できますよ。
ついでに、「お茶を淹れる」の動詞みっつ。
白水社の辞典をもとにしているWeblio日中中日辞典(https://cjjc.weblio.jp)から。