読書メモ:「湧いてきた」訳文
「翻訳者というものはしばしば、原作者が日本語を知っていたらこう書くに違いない、という確信に襲われるものです。そういうときに出てくる訳文は、もちろん直訳ではないに…
 
「翻訳者というものはしばしば、原作者が日本語を知っていたらこう書くに違いない、という確信に襲われるものです。そういうときに出てくる訳文は、もちろん直訳ではないに…
2006年5月『翻訳通信』第48号 「『ミル自伝』を訳す」(山岡洋一)より「翻訳の場合はそうはいきません。課題文を翻訳してもらってできた具体的な問題を指摘し…
2006年4月『翻訳通信』第47号 【名訳】池央耿訳『小説作法』(須藤朱美)より「 わたしは翻訳を純粋な創作活動ではないと考えています。それは翻訳者が文筆業…
『翻訳通信』第60号 2007年5月号「翻訳についての断章 翻訳家の時代」(山岡洋一)より「 翻訳が必要なのは、最先端の研究から一歩か二歩、距離をおいた著…
『翻訳通信』第30号 2004年11月号「名訳 池央耿訳『南仏プロヴァンスの12か月』」(須藤朱美)より「 池氏の訳文では、この美しい英語の言い回しが、じ…
『翻訳通信』第30号 2004年11月号「二葉亭四迷の呪縛」(山岡洋一)より「奇妙な言い方だと思えるかもしれないが、これは翻訳であって小説ではないと感じる…
「 長年、翻訳者の選定を手がける立場として気になっていることがあります。訳文はうまい、でもよくチェックしないとこわい、という人が増えてきていることです。本書…
「今でこそ代名詞に残る格変化ですが、古英語時代には代名詞だけでなく、名詞も格変化したのです。『リンゴはæppelだ』と覚えるだけでは充分でなく、(1)リンゴが…
2年間の大学院留学では、チャンスを見つけては農村に出かけていこうとしていました。 そのころ語感のギャップについて書いたエッセイです。 --“落后” 日本…