1. -中国語知恵袋_小桜がお答えします-

【小桜の知恵袋】“h”は有気音ですか?無気音ですか?

中国語の発音と発音矯正

Tさん:この間「有気音では空気の音をはさむ」って教えていただき、ありがとうございました(【小桜の知恵袋】有気音でティッシュが吹けません)。

小桜:いえいえ、お役に立ててなによりです。

Tさん:ところで、有気音なのか無気音なのか、分からない発音があるんです。

小桜:あら、そうですか?

Tさん:たとえば「ge, ke, he」の「h」とか。

小桜:あー、それも発音あるあるです! はい、お任せください!


「ge, ke, he」の「g」は無気音で「k」は有気音ですが、じゃあ「h」は?というご質問です。

中国語の子音には、有気音と無気音がある、といっても、ぜんぶの子音がそのどっちかに分けられる、というわけではありません。

子音の発音は、
舌や唇のどこを使って、どこで発音するのか、という「調音部位」と、
調音(発音)部位をどのように操作して発音するのか、という「調音方法」によって分類できます。

まあ、むつかしいことを言わなくても――

発音には大まかに言って4つのグループがある。
そのうち有気音と無気音に分けられるのは、「破裂音」と「破擦音」だけ

と覚えればシンプルです。
詳しくはこの表をごらんあれ。

調音方法による分類

普通話には21個の子音があり、7つの調音部位、4つの調音方法に分類することができます。

「破裂音」と「破擦音」は、舌や下唇が、上あごや上唇といったん接触し、離れることで発音される音です。
すなわち、肺から出てきた気流を、調音部位でいったん閉じ込め(閉鎖)、調音部位を離す(閉鎖を開放する)ことで子音が発音できる。

そのときの、閉鎖の開放のしかたを変えると、有気音と無気音という別の子音が発音できるというわけなのです。

つまり、調音部位で気流の閉鎖が行われない発音では、有気音も無気音も発音できないのです。


小桜:つまり、有気音と無気音の区別があるのは、「破裂音」と「破擦音」だけなので、「摩擦音」の「h」は有気音でも無気音でもないんですよー。

Tさん:あー、なるほどー。「破裂音」と「破擦音」っていうカテゴリーのなかに、さらに小さなカテゴリーとして有気音と無気音がある、っていうことですか?

小桜:その通り! 21個の子音全部が、有気音と無気音に分けられるわけじゃないんですよー。


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