日本人発音講師による中国語発音矯正専門教室

 

 

りんず中国語ラボのレッスンは「中上級者のための日本人講師による中国語発音矯正レッスン」です。安定した発音が定着し、身につけた発音が退行しないトレーニング方法をお伝えします。中国語の発音を矯正したい方、キレイな発音に憧れている方はりんず中国語ラボへ。

  1. 言語と翻訳のはなし

“啊?”(第2声)を聞いても凹まない

段文凝ちゃんが毎日新聞の連載エッセイで、大切なことを書いてくれました。
(かわいすぎる中国語講師、美人すぎる中国語教師、って話題になったあのコです)

失敗もありました。レストランの厨房(ちゅうぼう)で働いていたとき、お皿の洗い方を先輩に注意され、よく聞き取れなかった私は、無意識に「啊(アー)?」と聞き返したのです。これは中国語で「何ですか?」という程の意味なのですが、日本で先輩に「啊(アー)?」と言ってしまったら……どうなるか、日本人の皆さんならご存じですよね。その先輩は私をにらみ付けながら、烈火のごとく私を叱りました。日本では、これは「ケンカを売っている」という意味になるということを、後になって別の日本人の友人に教えてもらいました。

――段ちゃんの「知っておきたい!中国のコト」
――第1回 私の人生を変えた“一期一会”という言葉

あの
「アー?」
ね、あれを聞くと日本人はほんと、ひるみますよね。

知ってる私でも、今でも一瞬、「うっ」ってなります。
ごめんなさいごめんなさい、失礼をいたしましたでしょうか?
お気に触りましたか?
あ、私の中国語下手ですか?発音がまずかったですかね?
…みたいな。

両親と一緒に中国旅行をしていたとき。
私がガイドさんに何か話しかけて、ガイドさんが“啊?”と応えました。
個人ツアーでよく使う小型バンの車中でしたので、私の声がよく聞こえなかったのでしょう。
“啊?”の応答も腹から発声する大きな声でした。
両親が、ハッと動きを止めるのが分かりました。
そうだよねー、免疫がなかったらびっくりするよねー。
あとで解説しておきました。
あれは、なんの悪気もないふつうの聞き返しなのよ、って。

日本で中国人を雇用している会社で、
中国人に“啊?”の使用を禁じているところがある、
っていう話をネットで読みました。
(たしかtwitterからたどっていったんだけれど、その記事がちょっと見つけられない…。知っている方がいらっしゃいましたらご教示を!)

ある言語の使用を禁止するのはガバナンス的にギリギリのものがあると思うけど、
でもあの「アー?!」の意味は、知っている人は積極的に拡散して、
中国人との接触経験の少ない日本人によくよく周知しておいたほうがいいと思う。
よけいな衝突を避けるためにもね。

こんな個人的なブログのエントリーでも書いておけば何かのお役に立つかなー。

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