日本人発音講師による中国語発音矯正専門教室

 

 

りんず中国語ラボのレッスンは「中上級者のための日本人講師による中国語発音矯正レッスン」です。安定した発音が定着し、身につけた発音が退行しないトレーニング方法をお伝えします。中国語の発音を矯正したい方、キレイな発音に憧れている方はりんず中国語ラボへ。

  1. りんずの講師ってこんな人

安定した発音を身につけるまでにやるべきこと〈これから中国語を始めるあなたに伝えたいこと その4〉

中国語学習

高校生に5分で語ったことを、じっくり語り直しているシリーズ、最終回です。

中国語をどれくらいの期間勉強すれば、きれいな発音で話せるようになるか、それは人によって千差万別なのですが、まあちゃんとやって半年から1年くらいと思っていればいいかと思います。
(こちらの記事をご参照ください ↓ )

では、その半年から1年のあいだ、発音練習だけをしていればいいのでしょうか。
もちろん答えはNOです。
語学の学習は大海原に漕ぎ出すような大冒険なのですから、ずっと練習用のプールで基礎練だけしていては時間がもったいですよ。

発音が安定するまでのその間、やっておくべきことはなんでしょうか?

 

これから中国語を始めるあなたに伝えたいことシリーズ

その1 なぜ発音が大事なのか
その2 発音を学ぶとは何を学ぶのか
その3 これからどうやって中国語を学ぶのか
その4 安定した発音を身につけるまでにやるべきこと ← now here

安定した発音を身につけるまでにやるべきこと

このシリーズでは、こんなことを語ってきました。

「なぜ発音が大事なのか」
——意思疎通のために大事
——中国語習得のために大事

「発音を学ぶとは何を学ぶのか」
——ピンインのつづりを覚える
——声調の表現をマスターする
——ピンインをローマ字読みせず音とリンクさせる

「中国語を学ぶとは何を学ぶのか」
——ピンインの発音を覚える
——単語を覚える
——語順を覚える
——短文を読み、書き、聞き、話す
——長文を読み、書く

「中国語を学んでできるようになること」
——サバイバル
——情報摂取(含エンタメ)
——意見の表明
——生身の人との交流

あなたが中国語を学んでできるようになりたいこと、それは旅行かもしれませんし現地生活かもしれません。
原書を読むことかもしれませんし、ドラマを見ることかもしれません。
そのどれかができるようになるためにすること、それが、
——ピンインの発音を覚える
——単語を覚える
——語順を覚える
——短文を読み、書き、聞き、話す
——長文を読み、書く
です。

そう、つまり、中国語の通常の学習をどんどん進めていってほしいのです。

発音と文法力、どっちが大事?

発音がうまくいかなければ次のステップに進んではいけない、というような強迫観念に駆られる必要はありません。
発音が安定するには、どうせ半年や1年はかかるのです。
その間、どんどん中国語の総合力をアップさせていきましょう。

わたしは発音講師なので、とりわけ発音を大事に思う受講生さんが集まってくださいます。
それでもあえて言いましょう。
通じさえすればどうにかなります

よしんば、1年経ったときに発音になんらかのクセが生じてしまっていたとしましょう。
そしたら、そのときに発音矯正レッスンを受ければそれでいいのです。
クセがなくても、なんだか理想の発音とは違うかもしれません。
そうしたら、そのときに上級者向け発音レッスンを受ければそれでいいのです。

発音が悪いのではないかと怖がって実際に使うことをためらう、そんな気持ちになっている方がいたら、もったいないですよ。

同じように、自分は文法が弱くて、うまく文が組み立てられないから、話をするのが恥ずかしい。。。そんな気持ちになっている方も、もったいないですよ。

発音が多少おかしくたって、語順が多少おかしくたって、どうにか用を足すことはできます。
むしろそういう段階で
「カタコトでも通じる」
「なんとかなった」
という経験値を積むことで、飛躍的に力が伸びます。

わたしから皆さんにお伝えしたいこと。
それは、発音も文法も大事。だけれど、一番大事なのは目的の達成だということです。
コミュニケーションができた。
情報を取ることができた。
楽しむことができた。
そのための発音学習であり、文法学習です。

まとめ

発音を安定させるには、半年から1年はかかると思っておきましょう。
その間には、発音のクセなど気にせず、どんどんと学習を進め、どんどん中国語を使ってみましょう。
そして、お手本の音声をよく聞いて、お手本と同じように発音しようと努力することも続けてくださいね。

文法学習やサバイバル経験による成長がうんと早いのに比べて、発音の成長はいくらか時間がかかります。
このときに、発音学習のことを忘れてしまっては上達は見込めません。
他の学習項目を進めながらも、発音の上達も目指す
それが、発音が安定するまでの間にやるべきことなのです。

(完)


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